結局 アナタからの夜中の電話で
アタシも お葬式に参列することになった
一般の会葬者に紛れて座って
すごく段取りのいい式で
すべてが終わるまでに ほぼ1時間
お葬式って もっと時間の掛かるものだと思っていたのに
亡くなるには早すぎる年齢
逝ってしまうには短かすぎる闘病期間
お葬式までもが 駆け足
アタシは オトウサンが好きだった
ぶっきらぼうな物言いに 優しさが垣間見えて
アタシの作ったお料理をパクパクほおばって
「 こら 旨いなぁ 酒が進む ! 」
そんな人だった
アナタがしゃくり上げる姿を見ていると
オトウサンの生前の姿が目の前をよぎって もらい泣き
本当は アタシ アナタの傍に寄り添って 肩を抱いてあげたかったのよ
そっと メールに託して送った
帰りの電車で詠んだ歌
「 大和路の秋の野辺にて逝きしひと偲ぶ車窓に柿なる無ぜう 」
■■■ごめんね 歌を詠むくらいしか出来なくて

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